BABEL Wave#12
視聴リンク
https://podcasters.spotify.com/pod/show/babel-label/episodes/126-e2bmtpd
[文字起こし]
北村
はい、お願いします。
アベラ
始まりました。BABEL Wave は、コンテンツスタジオBABEL LABELのクリエイターが、
今の時代の波をご紹介する番組です。 ちょうど今、旬になっている作品に触れていきたいと思っております。今回は、以前配信した北村有起哉さん × 私、アベラヒデノブ会がありましたが、
その後編ということで、ゲスト俳優の北村有起哉さんと一緒にお届けいたします。
北村
ただいま、北村有起哉です。
アベラ
おかえりなさいませ。ありがとうございます。いや、嬉しいですね。後編がね、始まりましたね。もう5話まで「たそがれ優作」が。
北村
あっという間ですね
アベラ
あっという間ですね
北村
これ、第何話までいきますか?
アベラ
これ、8話まであります。
北村
あと3話しかないんだ。
アベラ
そうですね、6話がですね、明日。いや、6話がね、またいいですよ、6話は、あれです、たまごサンドです。
アベラ
あれです。「みなさん、予告編チェックしてください」ということでですね。前回は『たそがれ優作』のドラマ本編のお芝居のこととか、私たちのですね、馴れ初め、おかしな、、、。出会いのエピソードトークはできたんですけど、あまり『たそがれ優作』の裏側、 具体的なシーンとか、踏み込んだお話まではできなかったんで、ここでは制作秘話のような話を、ちょっと中心にできればと思っています。よろしくお願いします。
アベラ
暑い夏でしたね。
北村
暑かったね。
アベラ
とりあえず、熱かったですよね。
北村
だから、ほら、秋に放送するっていうんで、ちょっと秋仕様の衣装だったから。
衣装さん、大変だったもんね。メイクさんも含めてね。
アベラ
そうですよね。いや、僕も印象的なシーンもありつつ、 監督は当たり前ですけど、夏服でいいわけじゃないですか。半袖半ズボンで。でも僕、有起哉さんよりも、秋服の有起哉よりも、僕の方が汗かいてて。いや、ごめんなさい。1個だけ。なぜ汗を止めれるんですか?
北村
あれ拭いてくれる人がいるからだよ。
アベラ
本当ですか!?
北村
いや、それはそうだよ。でも、あれだよね。なんか気が付いたら気にならなくなる、なんつうんだっけ? ”心頭滅却すれば”じゃないけど。
アベラ
“火もまた涼し”みたいな
北村
いや、でもそれはちょっとあるかもしれないね。もっともっと違うことに意識があって、そっちに必死だと、暑いどころじゃないし。まあもちろん寒い時もそうだし。そういったセリフが書いてあったら、ね。涼しくなってきたねとか言ったら、そういうこと想像しないといけないから。
アベラ
前回の放送であった、あれですね、心もやっぱ信じ込ませてやらないと。
北村
あ、まあまあそうね。
でも、そうやって着こんでね、やれば、そういう季節なんだなってね、観念するしかないよね。
アベラ
観念するしかない。いただきました。僕がね、観念しないから、汗が止まらないのかもしれない。
北村
いや、いいんだよ。うん、スタッフさんはいいよ。スタッフさんはいいです。それは。
アベラ
ありがとうございます。そんなね、熱い日々に撮影していた『たそがれ優作』ですが、印象的なシーン、なんか具体的に有起哉さん、ありますか?
北村
いっぱいありますよ。それこそその明日放送する6話なんか、ものすごい、いわゆる毎話、毎話、素敵なマドンナが登場されますけども。これもう公表されてます?
アベラ
そうですね、もう予告編も流れてますし、公表されてます。
北村
前田 美波里さん
アベラ
前田 美、、すみませんですね。
北村
いや、もうね、その日はもう、ずっと僕はやっぱり、そんな前田美波里さんとね、ご一緒する機会なんて、そんな、ないと思ってたから。ゲストで、マドンナでっていう、その撮影中も、ずっと、本当にあの徹子の部屋じゃないけどずっと僕、聞いてましたね。美波里さんの半生というか
アベラ
有起哉さんが徹子側、徹子さん側ですね。
北村
もうね、興味津々で。どうして、あの今まで何をやられてとか、 もうさかのぼって美波里さんのおばあちゃんの話とか、戦争中の話とかになっちゃって。
アベラ
ずっとお話されてましたよね、現場中。
北村
どんどんファミリーヒストリーみたいになっちゃって、本当に。
アベラ
いや、でもね、前田さんもそれがすごく嬉しかったと現場でおっしゃってました。
なんか、明日放送のものなんで、内容はそこまで触れれないんですけど、前田美波里さんがなんか普段の映像作品以上に、 やっぱり有起哉さんとこう打ち解けて、自然な会話をずっとできたことで、なんかすごくお芝居、お芝居って意識から解放されて、
北村
そのまま、すっーという、
アベラ
そのまま本番にすっと入れた。って、
北村
いや、そうやって
北村
言っていただけると、いや、嬉しいですけどね、あの階段の、ほら、美波里さんに会いに行く前の、ちょっと、ルンルンな。なんか台本には、ちょっとミュージカル調のみたいなト書きしか、ト書きと細かな指定のト書きが5、6行あって、 それだけで、アベラヒデノブくんは、これ、きっと、なんか、当日、この撮影現場では、全部お任せ状態になるんだろうな。って
アベラ
いや、これね、あの、皆さんね、明日放送の6話ですね、冒頭でちょっと僕、これは、有起哉さんとじゃないとお願いできない、とてつもない無茶ぶりをね、当日すいません。
北村
いえいえ、でも想定内でしたよ。
アベラ
ありがとうございます。これはね、あの、
北村
怪我だけはしないようにとは思ってたけど。
アベラ
そうですね、本当にありがとうございます。凄まじいですね、ダンスというかですね
北村
舞踊というか
アベラ
これはなんでしょうか、ジャンル不問のですね、とてつもない。明日だけ『たそがれ優作』初めてジャズ流れますから。明日の回だけは本当に。冒頭のシーンは、皆さんね、お楽しみに。一体どんな無茶ぶりをして、有起哉さんがどうやってそれにアドリブで全て答えてくれたのか、皆さん、見ごたえありです。ありがとうございます。はい。印象的なシーンはね
北村
いっぱいありますよ、でも。
アベラ
じゃあ、そんな中でも、例えば、難しかったなっていうシーン、ありますか?
いろんなシーンあると思いますが
北村
なんだろうな、あの、ちょっと太っちゃったっていうシーンが。回があったでしょ?
アベラ
はい、3話の松浦監督会ですね。
北村
あの時に、僕、こういう背格好だから、ちょっと太っちゃったっていう役が、急にさ、この回だけ、たくさん食べて、肉体アプローチなんか、鈴木亮平くんみたいにできないからさ。たった1話のためにさ。そしてまた次の案にそれは無理だから。意外と僕、胃下垂で、下っ腹出てたから、その肉体アプローチはさせていただきましたね。
アベラ
いかしながら。
北村
うん、多分、ちょっと気持ち悪いシーンになってるかもしんないんですけど。監督、ご覧になってない、まだ?
アベラ
僕はですね、松浦監督回で、途中のものはちょっと観させていただいて。
北村
なんかね、お腹、出っ張ったお腹をさすって、ため息をつくっていうね。試着室でそんなシーンがあったんだけど。ちょっと、思いっきり、お腹を出したり引っ込めたりして、結構限界に挑戦しました。 そしたら、おならがぷっと出ちゃいましてね、そこで。
アベラ
あれ、それ本編に行かされてんのか。
北村
どうだろうね、聞こえるか聞こえないかぐらいのおならだったからね。あ、これじゃダメなんだよなって思う。
アベラ
「聞こえなきゃ意味ねえんだよ」と。いや、もうね、こんだけ楽しんでお芝居してくれる人いないですよ。ほんまに、確かにね、そこは肉体の限界にその場で挑戦するという 。
北村
これしかないと思って
アベラ
話もバラバラに撮ってますからね。そこだけ急に太ってはできないです。僕、その撮影の時、現場にいましたね。
北村
いた?
アベラ
監督役で。僕、ややこしいんですけど、松浦監督会に僕、監督役で出てて。
北村
あの家で、優作の部屋で、鏡を見て「まずいな、やばいな」っていうシーンの時に、それ言ったんだ。胃下垂のお腹をいかして。
アベラ
ちょっと皆さんね、そのアプローチがどのように見えるかもね、ご注目ください。ありがとうございます。いや、僕はですね、やっぱ優作、アドリブっていうか、やっぱ有起哉さんの。
北村
アドリブあった?アドリブなかった気がすんだよね。
アベラ
例えばあれですよ。これ何話だったかな。優作が5話で。
北村
ええ、
アベラ
前回の放送ですね。それで取材を受けるってことで。朝、いろんな服装を迷って迷って、 髪型も全然決まらへん。いくらやっても。あれ、なんか、ほぼアドリブじゃないですか。有起哉さん、いろんなパターン試してください。
北村
いろんな髪型で、サリーちゃんのパパみたいに結果的になっちゃったっていう
アベラ
サリーちゃんのパパみたいになって。あの時の有起哉さん、自分の髪全部引きちぎるつもりかな、ぐらいの。すごいなと思いましたよ、やっぱ、ああいう時に。また僕がたっぷり回すから
北村
もう何も出てこないよっていうね
アベラ
それで、有起哉さんの方から「うん、もう終わりだよ」の合図を芝居の中でくれる。「あ、すいません、カット」だから「すいません」が入るんですね。「あ、すいません、カット」。
「もちろん、オッケーです」っていう。オッケーに決まっている。だから、あの長ーく撮って、編集でちょっと、愛を込めて使わせていただく。
北村
そうだね。だから、そういうセリフじゃなくて、そういう動きとかの、動きは、もう割と瞬発力というか、反射神経で、あのやってみちゃうことはたくさんあったから。
アベラ
いや、ほんまに。
北村
面白かったけどね。
アベラ
面白いですね。で、もうそこはね、今TVerでも見れるのかな、つまりは。TVerとかLeminoで見れるんで。5話、先週の。ちょっと見てみてください。鏡の前の1人ファッションショー優作の、びっくりした。あのアドリブで、いきなり「おはようございます」って。「おはようございます」って言い出したの、鏡に向かって。
北村
シミュレーションした。
アベラ
もうねえ、結果、編集で「おはようございます」を中心に、使わせていただいて。あと、ラスト。僕も、もう1個だけいいですか。エンディングで、俯瞰、超俯瞰カメラでですね、撮ったじゃないですか?都電沿い。
北村
線路沿いで。
アベラ
あの時に、僕、ほんま有起哉さんすごいなと思ったのが、ごめんなさい、結果的にですね、あれ、何分回してたのかな。12分ぐらい多分、回してるんですよ。 定点で、俯瞰カメラで。有起哉さんも絶対日中の撮影終わって疲れてらっしゃるはずやのに。
アベラ
「有起哉さん、フラフラと酔っ払って、夜道を1人歩いていて、都電が通るので、その時はちょっと天を見上げてくださいみたいな。 電車通りすぎた後、踏み切り上がって、向こう岸へ渡ったらカットします」って言ったんです。
北村
ルールとしてはそれぐらいだったんでしょう。
アベラ
ルールとしてはそれぐらいでした。そしたらですね、有起哉さんが一向に渡ろうとしないんです。 「渡ったら、僕、カットしますね」って言って、「オッケーオッケー」って。
北村
あれだったんだね。ちょっとした復讐だったんじゃ。
アベラ
復讐やったんやと思います。そしたら、有起哉さんが、踏み切りね、上がってるんで、安全な状態ですよ。で、カメラは引きで撮ってるんで。そしたら、踏み切りの真ん中行って、向こう渡るんかな思ったら戻ってくるんです。「渡ってください」って。
北村
「分かってるわ」
アベラ
そう、絶対、有起哉さん、わざとやわって。でもその間もね、ずっと動きが本当にドリフの1番いい時のカトちゃんみたいな、あの酔っ払いの動きが秀逸で、それ12分ずっとやってるんですよ、皆さん。
北村
そう、特にね、車止めもしてなかったもんね。だから多分、通りがかった人はね、
だから 本当に最小人数のスタッフで撮影もしてたし。
アベラ
そうですね。
北村
うん。あそこでまさかね、あの踏み切りでドラマの撮影してるなんて、そんな雰囲気でもなかった。
アベラ
もう引きカメラなんで、多分、有起哉さん。
北村
あ、思い出した。俺、1番好きなのはね、ただ何もしないで、ただ立ってるっていうのが、すごい、なんかやってて、「あ、これ面白いな」と、 「これいるな」って。
アベラ
あー、なるほど
北村
ずーと立って、半分寝てる人。
アベラ
いや、おもろかったです。あれですね、その12分の中で、様々な、また、そこでね、パフォーマンス。
北村
静と動があってね。
アベラ
いや、ほんまに、なんて言うんすか、泣く泣くカットした有起哉さんのアドリブ部分ね。ほんま、どっかで映像を公開したいぐらいです。 すごくたくさんあって。
北村
でも、そういったものの上に、今回の作品があるんだもんね。
アベラ
ありがとうございます。エンディングではね、結局、その都電が走り抜けるという、秒数にして5秒間だけ使わせていただいて12分ぶんの5秒。
北村
あのね「早く帰りたい」って言ったら、もうそれキリがないから。それは絶対に言っちゃいけないし、思っちゃいけないけど。
アベラ
そうですね。いや、でも、すごい。 その12分間、酔っぱらって優作でいったのが、また僕の中ではすごく印象的でした。どうですか?なんか、それ以外に有起哉さん「この撮影はね」っていうのありますか?
北村
もう単純に、本当に毎回毎回、あのレストランやね、居酒屋、いろんなところで食べさせてもらった食事は、もう本当に美味しかったですね。なんか、うなぎとかね、もう本当に申し訳なかったですけどね、周りのスタッフから、じーっと見られながら。
アベラ
スタッフはね、みんなあの瞬間、すごい食べたいんですよね。
北村
すごい殺気を感じるというか、ね。お寿司も焼肉も一通り、本当に毎回毎回、本当に美味しく食べさせてもらって。
アベラ
いや、美味しかったですね、どこの店も。
北村
遊井亮子ちゃんがさ、テストだっつうのにさ、中トロパクって食べやがって「テストだ」っつうのに、「なんで食べんの?」って言ってたら「あ、ごめんなさい」とか言って。
アベラ
「わざとですか?」みたいなね。本当に大将の握るお寿司、美味しかったですね。夕飯時に
大将が。
北村
休憩中にね。
アベラ
スタッフ全員分、握ってくれたんですよ。2話に出てくるね、お寿司屋さんの大将。美味しかった。 これはね、皆さん、本当、ぜひ足運んで、優作が座ってた席に座って味わってみてほしいですね、あれは。今回編集を担当してくれた小堀さんという方がいるんですけど、小堀さんはですね、もう素材見ておいしそうすぎて、何店舗かもうすでに行ってます。
北村
そうなんだ。
アベラ
1話に出てくるワインバレーとか、 ちゃんと優作と同じ席に座って、同じメニューを注文して。本当、優作気分を、小堀さんは、まあ女性の方なんですけども、 1人で味わって帰るというなんかね、そういった優作、
北村
でも行ってほしいですね。
アベラ
雰囲気もね、本当に味だけじゃなく、雰囲気もいい、素敵なお店がいっぱいあるんで。すいませんね、BABEL Wave で、すごい宣伝っぽくなりましたけど。こういうね、色々、「今何分ぐらい経ったんですか、これ? 16分」これ20分ぐらいってことですもんね。まあまあ、もう来ている。
アベラ
大丈夫ですか?話し足りないこととか。
北村
いやいや、今度また、ご一緒するときは「どんな作品で出会いたいかな?」っていう。
今、急に聞いてもあれだけど。結構、1個1個が超濃いからね。
アベラ 17:09
濃いですね。なんか、有起哉さんとやってる作品は濃いな〜
北村
なんだろう、いい意味か悪い意味か、忘れられないっていう。
アベラ
そうですね。あの記憶に深く刻まれてますね、どれも1つ1つ。次、僕、でもね、どうだろ。有起哉さんの『ムショぼけ』の撮影とか『たそがれ優作』も、もちろんなんですけど。とある時に、とあるシーンがあった時に、なんかもう、有起哉さんが、こう涙を流す場面があるんですけど、主人公が。ちょっと亡くなったキャラクターの思いを聞いて号泣するみたいな。あの時の、もうなんか僕は芝居がそもそも芝居じゃない。有起哉さんが、なんていうんですかね。
すごい今回『たそがれ優作』でも、カット数は減らしてましたけど、その中でも繋がりをね、気にしていただく場面もすごいあったじゃないですか?
もう本当に全編、ワンカットみたいな作品を有起哉さんとやった時に、繋がりも関係ないし、2回繰り返すこともない
北村
舞台やろ。舞台。
アベラ
あ、舞台だ。舞台ってことか、そうですね。
確かに『ムショぼけ』も、ほぼ舞台みたいな場面ありましたけどね。
そうだ『たそがれ優作』の2話。でも、有起哉さんの舞台のシーンが、、、。
北村
すいません、本当に。
アベラ
いや、最高でした。今まで見たことない長さの間が。 でもね、これね、皆さん見直してほしいんですけど、いきてる間って、もつんですよね。ただ長いだけじゃなくて、そこになんか情念みたいな、感情がざわざわ、ざわざわする。
北村
鼓動というか、そうですね。あれは、その学生時代の回想シーンとして、つたない芝居をするのが妥当なんでしょうけど。途中で急に舵をもう方向転換、思いっきりしましたね。
アベラ
あ、やりながら。
北村
やる直前に。もうこれ今の俺でやろう、思いっきり。
アベラ
なるほど。
北村
もう見てくれがね、そういう演出的にも、もう回想シーンですよっていうところだったけど。もう完全におっさんの芝居でしたね。 ある程度キャリアのある。
アベラ
20歳かぐらいの優作が、キャリアのある、あんな芝居
北村
スタッフ全員が「なんか全然予定とは違う動きだぞ」っていう感じで 。照明部とか止まっちゃったもんね、現場。本当に申し訳なかったなと思っていますよ。
アベラ
いや。でもね、絶対あれでやるべきでした。見たことないシーンですし、 僕も結局なんか撮れて。笑い、泣き、感動って、もうわけのわからん感情になって。 ちょっと2話のね、舞台のシーンはほんまに好きですね。すいませんね。
アベラ
そうですね、僕もちょっと成長しますんで、よろしくお願いします。ありがとうございます。では、そろそろね、お時間となりましたので。北村さん、最後の締めの言葉。これはBABEL Wave後編なんでですね。また今作5話まで放送きました。残り3話というとこですけども、何かあれば。
北村
はい。残り3話も、全然違う展開というか、ゲストの方々はもう全然違いますし、食べるものももちろん違いますし、テイストが全然違いますので、 きっとお楽しみいただけると思いますし、もっと広く言えばね、本当に、バベルの方と本当にご縁が今までたくさんあるので、 バベルのカメラマンの方とかね、もちろん、監督の方とも、僕をある意味育ててくれるような現場をたくさんさせてもらってますので、今後ともお引き立てのほどよろしくお願いします。
アベラ
最後はバベルに全betというね。ありがとうございます。いやもう、こちらこそ嬉しい限りです。バベルにね、来ていただいて、BABEL Wave 。 それではですね。何言って、、、ごめんなさい。私が監督し、北村さんが主演しているこのドラマ『たそがれ優作』はBSテレ東 ドラマ9で、毎週土曜日9時から放送中です。本日のBABEL Wave は、俳優北村有起哉さんと監督アベラヒデノブでお送りしました。ありがとうございます。
北村
どうも、ありがとうございました。また呼んでください。
アベラ
必ずや、よろしくお願いします。
北村
ちょっとやらしかった。
アベラ
いやいやもう最高です。
BABEL Wave#12
視聴リンク
https://podcasters.spotify.com/pod/show/babel-label/episodes/126-e2bmtpd
[文字起こし]
北村
はい、お願いします。
アベラ
始まりました。BABEL Wave は、コンテンツスタジオBABEL LABELのクリエイターが、
今の時代の波をご紹介する番組です。 ちょうど今、旬になっている作品に触れていきたいと思っております。今回は、以前配信した北村有起哉さん × 私、アベラヒデノブ会がありましたが、
その後編ということで、ゲスト俳優の北村有起哉さんと一緒にお届けいたします。
北村
ただいま、北村有起哉です。
アベラ
おかえりなさいませ。ありがとうございます。いや、嬉しいですね。後編がね、始まりましたね。もう5話まで「たそがれ優作」が。
北村
あっという間ですね
アベラ
あっという間ですね
北村
これ、第何話までいきますか?
アベラ
これ、8話まであります。
北村
あと3話しかないんだ。
アベラ
そうですね、6話がですね、明日。いや、6話がね、またいいですよ、6話は、あれです、たまごサンドです。
アベラ
あれです。「みなさん、予告編チェックしてください」ということでですね。前回は『たそがれ優作』のドラマ本編のお芝居のこととか、私たちのですね、馴れ初め、おかしな、、、。出会いのエピソードトークはできたんですけど、あまり『たそがれ優作』の裏側、 具体的なシーンとか、踏み込んだお話まではできなかったんで、ここでは制作秘話のような話を、ちょっと中心にできればと思っています。よろしくお願いします。
アベラ
暑い夏でしたね。
北村
暑かったね。
アベラ
とりあえず、熱かったですよね。
北村
だから、ほら、秋に放送するっていうんで、ちょっと秋仕様の衣装だったから。
衣装さん、大変だったもんね。メイクさんも含めてね。
アベラ
そうですよね。いや、僕も印象的なシーンもありつつ、 監督は当たり前ですけど、夏服でいいわけじゃないですか。半袖半ズボンで。でも僕、有起哉さんよりも、秋服の有起哉よりも、僕の方が汗かいてて。いや、ごめんなさい。1個だけ。なぜ汗を止めれるんですか?
北村
あれ拭いてくれる人がいるからだよ。
アベラ
本当ですか!?
北村
いや、それはそうだよ。でも、あれだよね。なんか気が付いたら気にならなくなる、なんつうんだっけ? ”心頭滅却すれば”じゃないけど。
アベラ
“火もまた涼し”みたいな
北村
いや、でもそれはちょっとあるかもしれないね。もっともっと違うことに意識があって、そっちに必死だと、暑いどころじゃないし。まあもちろん寒い時もそうだし。そういったセリフが書いてあったら、ね。涼しくなってきたねとか言ったら、そういうこと想像しないといけないから。
アベラ
前回の放送であった、あれですね、心もやっぱ信じ込ませてやらないと。
北村
あ、まあまあそうね。
でも、そうやって着こんでね、やれば、そういう季節なんだなってね、観念するしかないよね。
アベラ
観念するしかない。いただきました。僕がね、観念しないから、汗が止まらないのかもしれない。
北村
いや、いいんだよ。うん、スタッフさんはいいよ。スタッフさんはいいです。それは。
アベラ
ありがとうございます。そんなね、熱い日々に撮影していた『たそがれ優作』ですが、印象的なシーン、なんか具体的に有起哉さん、ありますか?
北村
いっぱいありますよ。それこそその明日放送する6話なんか、ものすごい、いわゆる毎話、毎話、素敵なマドンナが登場されますけども。これもう公表されてます?
アベラ
そうですね、もう予告編も流れてますし、公表されてます。
北村
前田 美波里さん
アベラ
前田 美、、すみませんですね。
北村
いや、もうね、その日はもう、ずっと僕はやっぱり、そんな前田美波里さんとね、ご一緒する機会なんて、そんな、ないと思ってたから。ゲストで、マドンナでっていう、その撮影中も、ずっと、本当にあの徹子の部屋じゃないけどずっと僕、聞いてましたね。美波里さんの半生というか
アベラ
有起哉さんが徹子側、徹子さん側ですね。
北村
もうね、興味津々で。どうして、あの今まで何をやられてとか、 もうさかのぼって美波里さんのおばあちゃんの話とか、戦争中の話とかになっちゃって。
アベラ
ずっとお話されてましたよね、現場中。
北村
どんどんファミリーヒストリーみたいになっちゃって、本当に。
アベラ
いや、でもね、前田さんもそれがすごく嬉しかったと現場でおっしゃってました。
なんか、明日放送のものなんで、内容はそこまで触れれないんですけど、前田美波里さんがなんか普段の映像作品以上に、 やっぱり有起哉さんとこう打ち解けて、自然な会話をずっとできたことで、なんかすごくお芝居、お芝居って意識から解放されて、
北村
そのまま、すっーという、
アベラ
そのまま本番にすっと入れた。って、
北村
いや、そうやって
北村
言っていただけると、いや、嬉しいですけどね、あの階段の、ほら、美波里さんに会いに行く前の、ちょっと、ルンルンな。なんか台本には、ちょっとミュージカル調のみたいなト書きしか、ト書きと細かな指定のト書きが5、6行あって、 それだけで、アベラヒデノブくんは、これ、きっと、なんか、当日、この撮影現場では、全部お任せ状態になるんだろうな。って
アベラ
いや、これね、あの、皆さんね、明日放送の6話ですね、冒頭でちょっと僕、これは、有起哉さんとじゃないとお願いできない、とてつもない無茶ぶりをね、当日すいません。
北村
いえいえ、でも想定内でしたよ。
アベラ
ありがとうございます。これはね、あの、
北村
怪我だけはしないようにとは思ってたけど。
アベラ
そうですね、本当にありがとうございます。凄まじいですね、ダンスというかですね
北村
舞踊というか
アベラ
これはなんでしょうか、ジャンル不問のですね、とてつもない。明日だけ『たそがれ優作』初めてジャズ流れますから。明日の回だけは本当に。冒頭のシーンは、皆さんね、お楽しみに。一体どんな無茶ぶりをして、有起哉さんがどうやってそれにアドリブで全て答えてくれたのか、皆さん、見ごたえありです。ありがとうございます。はい。印象的なシーンはね
北村
いっぱいありますよ、でも。
アベラ
じゃあ、そんな中でも、例えば、難しかったなっていうシーン、ありますか?
いろんなシーンあると思いますが
北村
なんだろうな、あの、ちょっと太っちゃったっていうシーンが。回があったでしょ?
アベラ
はい、3話の松浦監督会ですね。
北村
あの時に、僕、こういう背格好だから、ちょっと太っちゃったっていう役が、急にさ、この回だけ、たくさん食べて、肉体アプローチなんか、鈴木亮平くんみたいにできないからさ。たった1話のためにさ。そしてまた次の案にそれは無理だから。意外と僕、胃下垂で、下っ腹出てたから、その肉体アプローチはさせていただきましたね。
アベラ
いかしながら。
北村
うん、多分、ちょっと気持ち悪いシーンになってるかもしんないんですけど。監督、ご覧になってない、まだ?
アベラ
僕はですね、松浦監督回で、途中のものはちょっと観させていただいて。
北村
なんかね、お腹、出っ張ったお腹をさすって、ため息をつくっていうね。試着室でそんなシーンがあったんだけど。ちょっと、思いっきり、お腹を出したり引っ込めたりして、結構限界に挑戦しました。 そしたら、おならがぷっと出ちゃいましてね、そこで。
アベラ
あれ、それ本編に行かされてんのか。
北村
どうだろうね、聞こえるか聞こえないかぐらいのおならだったからね。あ、これじゃダメなんだよなって思う。
アベラ
「聞こえなきゃ意味ねえんだよ」と。いや、もうね、こんだけ楽しんでお芝居してくれる人いないですよ。ほんまに、確かにね、そこは肉体の限界にその場で挑戦するという 。
北村
これしかないと思って
アベラ
話もバラバラに撮ってますからね。そこだけ急に太ってはできないです。僕、その撮影の時、現場にいましたね。
北村
いた?
アベラ
監督役で。僕、ややこしいんですけど、松浦監督会に僕、監督役で出てて。
北村
あの家で、優作の部屋で、鏡を見て「まずいな、やばいな」っていうシーンの時に、それ言ったんだ。胃下垂のお腹をいかして。
アベラ
ちょっと皆さんね、そのアプローチがどのように見えるかもね、ご注目ください。ありがとうございます。いや、僕はですね、やっぱ優作、アドリブっていうか、やっぱ有起哉さんの。
北村
アドリブあった?アドリブなかった気がすんだよね。
アベラ
例えばあれですよ。これ何話だったかな。優作が5話で。
北村
ええ、
アベラ
前回の放送ですね。それで取材を受けるってことで。朝、いろんな服装を迷って迷って、 髪型も全然決まらへん。いくらやっても。あれ、なんか、ほぼアドリブじゃないですか。有起哉さん、いろんなパターン試してください。
北村
いろんな髪型で、サリーちゃんのパパみたいに結果的になっちゃったっていう
アベラ
サリーちゃんのパパみたいになって。あの時の有起哉さん、自分の髪全部引きちぎるつもりかな、ぐらいの。すごいなと思いましたよ、やっぱ、ああいう時に。また僕がたっぷり回すから
北村
もう何も出てこないよっていうね
アベラ
それで、有起哉さんの方から「うん、もう終わりだよ」の合図を芝居の中でくれる。「あ、すいません、カット」だから「すいません」が入るんですね。「あ、すいません、カット」。
「もちろん、オッケーです」っていう。オッケーに決まっている。だから、あの長ーく撮って、編集でちょっと、愛を込めて使わせていただく。
北村
そうだね。だから、そういうセリフじゃなくて、そういう動きとかの、動きは、もう割と瞬発力というか、反射神経で、あのやってみちゃうことはたくさんあったから。
アベラ
いや、ほんまに。
北村
面白かったけどね。
アベラ
面白いですね。で、もうそこはね、今TVerでも見れるのかな、つまりは。TVerとかLeminoで見れるんで。5話、先週の。ちょっと見てみてください。鏡の前の1人ファッションショー優作の、びっくりした。あのアドリブで、いきなり「おはようございます」って。「おはようございます」って言い出したの、鏡に向かって。
北村
シミュレーションした。
アベラ
もうねえ、結果、編集で「おはようございます」を中心に、使わせていただいて。あと、ラスト。僕も、もう1個だけいいですか。エンディングで、俯瞰、超俯瞰カメラでですね、撮ったじゃないですか?都電沿い。
北村
線路沿いで。
アベラ
あの時に、僕、ほんま有起哉さんすごいなと思ったのが、ごめんなさい、結果的にですね、あれ、何分回してたのかな。12分ぐらい多分、回してるんですよ。 定点で、俯瞰カメラで。有起哉さんも絶対日中の撮影終わって疲れてらっしゃるはずやのに。
アベラ
「有起哉さん、フラフラと酔っ払って、夜道を1人歩いていて、都電が通るので、その時はちょっと天を見上げてくださいみたいな。 電車通りすぎた後、踏み切り上がって、向こう岸へ渡ったらカットします」って言ったんです。
北村
ルールとしてはそれぐらいだったんでしょう。
アベラ
ルールとしてはそれぐらいでした。そしたらですね、有起哉さんが一向に渡ろうとしないんです。 「渡ったら、僕、カットしますね」って言って、「オッケーオッケー」って。
北村
あれだったんだね。ちょっとした復讐だったんじゃ。
アベラ
復讐やったんやと思います。そしたら、有起哉さんが、踏み切りね、上がってるんで、安全な状態ですよ。で、カメラは引きで撮ってるんで。そしたら、踏み切りの真ん中行って、向こう渡るんかな思ったら戻ってくるんです。「渡ってください」って。
北村
「分かってるわ」
アベラ
そう、絶対、有起哉さん、わざとやわって。でもその間もね、ずっと動きが本当にドリフの1番いい時のカトちゃんみたいな、あの酔っ払いの動きが秀逸で、それ12分ずっとやってるんですよ、皆さん。
北村
そう、特にね、車止めもしてなかったもんね。だから多分、通りがかった人はね、
だから 本当に最小人数のスタッフで撮影もしてたし。
アベラ
そうですね。
北村
うん。あそこでまさかね、あの踏み切りでドラマの撮影してるなんて、そんな雰囲気でもなかった。
アベラ
もう引きカメラなんで、多分、有起哉さん。
北村
あ、思い出した。俺、1番好きなのはね、ただ何もしないで、ただ立ってるっていうのが、すごい、なんかやってて、「あ、これ面白いな」と、 「これいるな」って。
アベラ
あー、なるほど
北村
ずーと立って、半分寝てる人。
アベラ
いや、おもろかったです。あれですね、その12分の中で、様々な、また、そこでね、パフォーマンス。
北村
静と動があってね。
アベラ
いや、ほんまに、なんて言うんすか、泣く泣くカットした有起哉さんのアドリブ部分ね。ほんま、どっかで映像を公開したいぐらいです。 すごくたくさんあって。
北村
でも、そういったものの上に、今回の作品があるんだもんね。
アベラ
ありがとうございます。エンディングではね、結局、その都電が走り抜けるという、秒数にして5秒間だけ使わせていただいて12分ぶんの5秒。
北村
あのね「早く帰りたい」って言ったら、もうそれキリがないから。それは絶対に言っちゃいけないし、思っちゃいけないけど。
アベラ
そうですね。いや、でも、すごい。 その12分間、酔っぱらって優作でいったのが、また僕の中ではすごく印象的でした。どうですか?なんか、それ以外に有起哉さん「この撮影はね」っていうのありますか?
北村
もう単純に、本当に毎回毎回、あのレストランやね、居酒屋、いろんなところで食べさせてもらった食事は、もう本当に美味しかったですね。なんか、うなぎとかね、もう本当に申し訳なかったですけどね、周りのスタッフから、じーっと見られながら。
アベラ
スタッフはね、みんなあの瞬間、すごい食べたいんですよね。
北村
すごい殺気を感じるというか、ね。お寿司も焼肉も一通り、本当に毎回毎回、本当に美味しく食べさせてもらって。
アベラ
いや、美味しかったですね、どこの店も。
北村
遊井亮子ちゃんがさ、テストだっつうのにさ、中トロパクって食べやがって「テストだ」っつうのに、「なんで食べんの?」って言ってたら「あ、ごめんなさい」とか言って。
アベラ
「わざとですか?」みたいなね。本当に大将の握るお寿司、美味しかったですね。夕飯時に
大将が。
北村
休憩中にね。
アベラ
スタッフ全員分、握ってくれたんですよ。2話に出てくるね、お寿司屋さんの大将。美味しかった。 これはね、皆さん、本当、ぜひ足運んで、優作が座ってた席に座って味わってみてほしいですね、あれは。今回編集を担当してくれた小堀さんという方がいるんですけど、小堀さんはですね、もう素材見ておいしそうすぎて、何店舗かもうすでに行ってます。
北村
そうなんだ。
アベラ
1話に出てくるワインバレーとか、 ちゃんと優作と同じ席に座って、同じメニューを注文して。本当、優作気分を、小堀さんは、まあ女性の方なんですけども、 1人で味わって帰るというなんかね、そういった優作、
北村
でも行ってほしいですね。
アベラ
雰囲気もね、本当に味だけじゃなく、雰囲気もいい、素敵なお店がいっぱいあるんで。すいませんね、BABEL Wave で、すごい宣伝っぽくなりましたけど。こういうね、色々、「今何分ぐらい経ったんですか、これ? 16分」これ20分ぐらいってことですもんね。まあまあ、もう来ている。
アベラ
大丈夫ですか?話し足りないこととか。
北村
いやいや、今度また、ご一緒するときは「どんな作品で出会いたいかな?」っていう。
今、急に聞いてもあれだけど。結構、1個1個が超濃いからね。
アベラ 17:09
濃いですね。なんか、有起哉さんとやってる作品は濃いな〜
北村
なんだろう、いい意味か悪い意味か、忘れられないっていう。
アベラ
そうですね。あの記憶に深く刻まれてますね、どれも1つ1つ。次、僕、でもね、どうだろ。有起哉さんの『ムショぼけ』の撮影とか『たそがれ優作』も、もちろんなんですけど。とある時に、とあるシーンがあった時に、なんかもう、有起哉さんが、こう涙を流す場面があるんですけど、主人公が。ちょっと亡くなったキャラクターの思いを聞いて号泣するみたいな。あの時の、もうなんか僕は芝居がそもそも芝居じゃない。有起哉さんが、なんていうんですかね。
すごい今回『たそがれ優作』でも、カット数は減らしてましたけど、その中でも繋がりをね、気にしていただく場面もすごいあったじゃないですか?
もう本当に全編、ワンカットみたいな作品を有起哉さんとやった時に、繋がりも関係ないし、2回繰り返すこともない
北村
舞台やろ。舞台。
アベラ
あ、舞台だ。舞台ってことか、そうですね。
確かに『ムショぼけ』も、ほぼ舞台みたいな場面ありましたけどね。
そうだ『たそがれ優作』の2話。でも、有起哉さんの舞台のシーンが、、、。
北村
すいません、本当に。
アベラ
いや、最高でした。今まで見たことない長さの間が。 でもね、これね、皆さん見直してほしいんですけど、いきてる間って、もつんですよね。ただ長いだけじゃなくて、そこになんか情念みたいな、感情がざわざわ、ざわざわする。
北村
鼓動というか、そうですね。あれは、その学生時代の回想シーンとして、つたない芝居をするのが妥当なんでしょうけど。途中で急に舵をもう方向転換、思いっきりしましたね。
アベラ
あ、やりながら。
北村
やる直前に。もうこれ今の俺でやろう、思いっきり。
アベラ
なるほど。
北村
もう見てくれがね、そういう演出的にも、もう回想シーンですよっていうところだったけど。もう完全におっさんの芝居でしたね。 ある程度キャリアのある。
アベラ
20歳かぐらいの優作が、キャリアのある、あんな芝居
北村
スタッフ全員が「なんか全然予定とは違う動きだぞ」っていう感じで 。照明部とか止まっちゃったもんね、現場。本当に申し訳なかったなと思っていますよ。
アベラ
いや。でもね、絶対あれでやるべきでした。見たことないシーンですし、 僕も結局なんか撮れて。笑い、泣き、感動って、もうわけのわからん感情になって。 ちょっと2話のね、舞台のシーンはほんまに好きですね。すいませんね。
アベラ
そうですね、僕もちょっと成長しますんで、よろしくお願いします。ありがとうございます。では、そろそろね、お時間となりましたので。北村さん、最後の締めの言葉。これはBABEL Wave後編なんでですね。また今作5話まで放送きました。残り3話というとこですけども、何かあれば。
北村
はい。残り3話も、全然違う展開というか、ゲストの方々はもう全然違いますし、食べるものももちろん違いますし、テイストが全然違いますので、 きっとお楽しみいただけると思いますし、もっと広く言えばね、本当に、バベルの方と本当にご縁が今までたくさんあるので、 バベルのカメラマンの方とかね、もちろん、監督の方とも、僕をある意味育ててくれるような現場をたくさんさせてもらってますので、今後ともお引き立てのほどよろしくお願いします。
アベラ
最後はバベルに全betというね。ありがとうございます。いやもう、こちらこそ嬉しい限りです。バベルにね、来ていただいて、BABEL Wave 。 それではですね。何言って、、、ごめんなさい。私が監督し、北村さんが主演しているこのドラマ『たそがれ優作』はBSテレ東 ドラマ9で、毎週土曜日9時から放送中です。本日のBABEL Wave は、俳優北村有起哉さんと監督アベラヒデノブでお送りしました。ありがとうございます。
北村
どうも、ありがとうございました。また呼んでください。
アベラ
必ずや、よろしくお願いします。
北村
ちょっとやらしかった。
アベラ
いやいやもう最高です。